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  炎の儀式
  はにわ達は、とても独創的な感性に溢れている。
あるはにわの、「炎の儀式」について、見てみよう。
はにわは、朝食のトーストを、いつも、
ガスコンロの魚焼きグリルで焼いていた。
別にトースターを買うお金がないわけではないが、
しかし、魚焼きグリルでもちゃんと焼けるのだから、
という程度のこだわりである。

しかし、魚焼きグリルでは、片面ずつしか焼けないし、
炎が強いので、すぐに焦げてしまうのが欠点である。
はにわは、まずトーストを魚焼きグリルにいれて、
並行しながらコーヒーを入れるためのお湯をわかし始める。
茶色く焼き付いたところですばやくひっくりかえし、
もう片面もきつね色にする。

そして、冷蔵庫からトーストに塗るバターを取り出し、
コーヒーを作り、そして、両面香ばしく焼けたトーストを
取り出し、いよいよ朝食なのだ。

しかし、予定外にミルクがきれてたり、バターがきれてたりすると、
いつもの手順が狂ってしまい、余計な時間をロスしてしまう。
ふぅ、ミルクが見つかったあ!と思って安心していると・・・。
くんくんくん・・・。なんか焦げ臭い!
は!っと思って魚焼きグリルから、炎が上がっているではないか!
はにわは急いで火を消したが、当然トーストは真っ黒焦げである。
はにわは、それを、「炎の儀式」と呼んでいる。
その儀式にどういう意味があるのか、自分でもよくわからないが、
今、自分にはスキがあるんだ、神様がそれを知らせてくれるための儀式なんだ、
と思って自分の愚かさを反省し、とりあえず、焦げたトーストを、
庭に埋めて、家内安全を祈るのだった。